YAMA部ログ ~そこに山があるから登るのだ vol.2 ~
今年の体力不足は本当に深刻です。
今年はコロナウィルスにより緊急事態宣言が発令され、ステイホームで出かける機会が減り、いつも以上に体力がありません。
なんていいわけをする前に目の前の山を登ろう!!ということで。
選んだのが山梨県の大菩薩嶺(だいぼさつれい)。標高は2057mです。
東京から車で約2時間30分
電車だと中央線と登山者用の路線バスを利用すれば、比較的容易にアクセスすることが可能です。
日本百名山の一座、標高2000mを越えつつも簡単に登頂が可能であることから、春夏秋冬問わず人気がある山です。
車で上日川峠に到着。
ポツポツと雨が降るコンディションですが、冷たくも澄んだ空気を感じながらいざ出発。
今回のルートは、多くの人が選ぶ福ちゃん荘から唐松尾根を登って大菩薩峠から下る「時計回り」ルートではなく、
「反時計回り」ルートでの周回となります。
let’s go!!
パラパラと少し降る雨が冷気で凍り、足元がとってもツルっツル!
植物も凍る寒さです!
この状態を「雨氷(うひょう)」といいます。
(0℃以下でも凍っていない過冷却状態の雨が、地面や木などの物体に付着すことをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと)
道中、あちらこちらに石が高く積まれている賽の河原には「大菩薩峠休憩舎」なる小屋がありました。
トイレなどはなく、雨風を凌いで休むだけの小屋でしばしコーヒータイム。
いやー、温かいコーヒーが美味でしたが、小屋から出た時の寒さは尋常ではなかった。
さむいっ!
「音のない世界」
登る人も少なく、空気が澄んでいるので、冬山をこう表現する人が多いです。
そして今回は、樹木が雨で凍り、さらなる幻想的な世界が広がっていました。
都会の喧騒を忘れさせてくれる貴重な体験でした。
今回の大菩薩嶺は、真っ白でしたが、、、
晴れた日の大菩薩嶺は富士山がきれいに見えるのです!
この景色も見たかった!!
さぁ!足元に気をつけて慎重に登っていくと頂上です!!
山頂は開けていない為、広大な景色は見えませんが写真撮影時に風が吹き、樹木の氷が雪のように舞う姿は、とても美しかったです!
写真に写らなかったのが残念!!
下山して山小屋にて昼食
本当に登山のランチは美味。今回は山頂ではなく下山先のテラスで食べましたが、凍える寒さの中みんなで食べるご飯は格別です。
冷え切った体を温泉で温めたあとは、晩御飯!!
地元の名産を食す。
山梨といえば。そうです『ほうとう』です。
かぼちゃ にんじん だいこん じゃがいも 白菜 ネギそして豚肉
とっても満足!温かくて、ほっくほくで最高でした。
最後に前回同様、登山とビジネスは似ていると話をしましたが今回も。
今回は残念ながら天気に恵まれない登山でしたが、「雨が降れば危険な状態になる可能性がある」と判断できても、
『登り続けるのか、下るのか』という決断をして行動にしなければなりません。
登山ではまさに、そんな決断を瞬時に行わなければ、命にかかわるということ。
決断を下す方がいる一方,その決断に対して意見を出し合うことでチームというのは良い方向に向かうのではないでしょうか。
その意見をまとめてリーダーが決断を下す。
これが最高のチームです。
登山は判断を間違えば命を落とす危険があるもの。ビジネスも予算策定から計画達成までには、リーダーの判断力がかかせないものだと思っています。
難しい話はさて置き、登山は最高っす。以上お疲れさまでした!!